批判哲学
カント
ヒトは経験から知識を得ているが、その経験には、その人それぞれの受け取り方があり、その受け取り方は先天的である。
なので、同じ経験をしても、違う知識として得ることになる。
そこでカントは、人間の共通の部分を探そうとしました。
それは、人間は何かを見る時、必ず、空間的 時間的 にそれを見ている ということを見つけました。
つまり、現在 の ここ にそれがあるということです。
これらのことから、経験の内容は人それぞれでも、受け取り方に共通の部分があるので、共感することができる。ということになります。
しかし、この受け取り方が適用できるのは我々同じ人間だけです。
鳥と人間は全く違うからです。
なので、鳥と人間は見る世界が違います。
鳥が見ている世界を人間は見ることができないのです。と主張したのです。
だからカントは、人間は本当の世界の姿を見られない。と考えました。
そのため、今まで真理の次に生物がきていたのを、生物がきてそれぞれに、真理が来ていたことを主張し、今までの考えには、違うんじゃないか?と考えたのです。
よって、カントにより、真理への探究は、自分たち人間たちの世界で行われていったのです。