私と他者との関係を成り立たせるもの
レヴィナスは他者論という哲学を提唱しました。
彼はユダヤ人であり、ナチスによる迫害を受けていました。そしてたくさんの大切な人々を亡くしました。
しかし、世界はそれでも継続していくということに気がつきました。
彼はそのことに恐怖を抱いたのです。
彼が言う他者というのは、自分が唱える哲学の例外を指す言葉です。
そこでこの例外は必ず出てきます。そのため、今まで追求してきた、絶対的真理の旅は終わってしまった。終わらない。見つけられない。と言うことを意味しています。
しかし、逆を言えば、永遠に終わらない旅を人類は続けることができるのです。