真理は1つの方向で
進むわけじゃない
彼は哲学者でもありましたが、本職は人類学者でした。そのため、今まで前提にしていた、 人類が目指すべき歴史なんで本当にあるのか?
と疑問を投げつけたのです。
なので、今まで主張されてきた、歴史は真理を目指して進んでいくということを、傲慢な思い込みとして、疑問を投げつけたのです。
過去は古く悪いもの、未来は新しく良いもの。
こう考えてきたのです。ジャングルに住む人々は、古いものなので、自分たちが先導してやらねば、と考えていたのです。
このように、理性を重視して、心理を追い求める近代哲学を批判した、レヴィ=ストロースは、世間に大きな衝撃を巻き起こしたのです。